■3月1日 ウンリュウヤナギ(雲竜柳)
中国原産のカンリュウ(早柳)という柳の変種で、学名についているtortuosaは、「曲がりくねった」という意味があります。生け花の材料として古くから使われ、よく知られています。また、葉の落ちた枝に着色して、ドライフラワーにしても楽しめます。
■3月2日 フサアカシア
南オーストラリア原産で、英名のミモザの名前でよく知られています。1820年にヨーロッパに入ると、並木などに使われ、今では地中海の花というイメージになるほど定着しています。早春に咲く鮮やかな黄色の総状花序は、切り花としてもよく使われます。
■3月3日 モモ(桃)
3月3日は五節句の一つ「桃の節句」。人形に身体のけがれを移し、川や海に流す故事にちなんだ「雛流し」が行われ、家庭では雛人形を飾り、モモの花を生けます。モモは中国原産の落葉小高木で、古来、邪気や悪霊を払う霊力があるとされてきました。ピンクの花の‘矢口’や白花の‘寒白’などの品種が用いられます。
■3月4日 ユキヤナギ(雪柳)
早春の花は黄色のものが多く、春本番には白や赤色の花が咲き始めます。そのトップバッターともいうべき花がユキヤナギです。葉より先に白い蕾が割れ、花が満開になると同時に葉も出揃います。明るい緑の葉と純白の花は清楚な色合いとなり、人気があります。
■3月5日 クロモジ(黒文字)
早春に咲く里山の花は黄色のものが多く、その代表的なものの一つです。花は新葉の展開よりほんの少しだけ早く咲き始め、満開になるころには淡緑色の葉も出揃います。平滑で光沢のある若枝は、緑色で黒い斑があります。この斑文を文字に見立てて、クロモジという名前がつきました。枝や葉には、独自の芳香性油を含みます。
■3月6日 コリヤナギ(行李柳)
コリヤナギは漢語で「行李」。日本でもダンボールやプラスチックが普及する以前は、衣類などの物入れや、弁当箱などとして利用されてきました。朝鮮半島から渡来したといわれ、水辺などによく植えられてきました。歴史は古く、奈良の正倉院にも柳箱と呼ばれる収蔵品があります。
■3月7日 ジンチョウゲ(沈丁花)
中国原産の常緑低木で、花は枝先に多数集まって咲きます。1つ1つの花は小さく、外側が紅紫色で内側は白色。暖冬の年には2月中に咲き出すこともあります。雌雄異株で、室町時代に雄木のみが渡来したため、実を見かけることはほとんどありませんが、雌木には赤い実がなります。
■3月8日 ダンコウバイ(檀香梅)
早春に咲くクスノキ科の樹木の中では、特に黄色が鮮やかで、ほかの仲間は淡黄緑色が多いためによく目立ちます。花は葉の出る前に前年枝の葉に1〜3個つき、芳香もあります。枝は太く、折るとこの仲間共通の香りがします。秋には黄葉が目立ち、中低木の中では黄色の鮮やかなものの代表といえる存在です。
■3月9日 アセビ(馬酔木)
東北南部以南の山地に多く自生します。壺形で純白の花をたくさんつけ、冬枯れの雑木林を一番早く飾ります。一方で、葉には毒性があり、殺虫剤として利用しました。常に変わらない表情を持つ樹として、庭に植えて楽しみます。
■3月10日 アケビ(木通)
アケビの果実は秋に熟すと縦裂し、乳白色の果実は甘く食べられます。種子が多く、食べやすいものではありませんが、昔は甘味の主役でした。花は3月下旬ごろに、葉の展開に先立って、雌雄別々のものをつけます。花後に伸び出す若いつるは、山菜として天ぷらやおひたしなどにして食べられます。つるは籠や家具にも用いられます。
■3月11日 アーモンド
美しいピンクの花が魅力の果樹です。花3〜4?pで、葉に先立ってつきます。実は食べられませんが、「仁」(種子)はナッツとしておなじみです。西アジア原産で、紀元前の古い時代から栽培されてきました。温暖で乾燥した気候を好むため、日本で種子採取のための栽培は行われていません。
■3月12日 アメリカアカバナトチノキ
アメリカアカバナトチノキは2〜3mの中木です。高さと幅が同じくらいの円形状の樹形になります。鮮紅色の花は3月〜4月に咲きます。充実した枝先にはよく花がつき、その花の両側に生長点ができます。葉はこの仲間特有の5〜7裂する掌状複葉で、明るい色です。放任すると枝幅が大きくなるので、庭植えの場合は切り詰めます。
■3月13日 ギンヨウアカシア
常緑広葉樹の中でももっとも特徴のある色の葉です。近年では生け花の世界でミモザと呼ばれるようになり、身近な存在になりました。花芽で正月を過ごし、2月に入ると鮮やかな黄色が目立ち始め、3月上旬には全面開花します。黄色い花と銀葉とのコントラストがひときわ人目を引きます。
■3月14日 キブシ(木五倍子)
全国の山地や谷沿いに見られ、春の訪れを告げる樹木です。花は淡黄色の釣鐘形で房状に下がり、一つの枝にいくつもの房を垂れ下げた姿がよく目立ちます。蕾は前年枝につき、秋には花房が確認でき、厳寒期に少しずつ花房を長くしていきます。
■3月15日 ブンゴウメ(豊後梅)
花は比較的遅咲きの大輪で、多くは乳白色や淡紅色です。特に八重咲きの品種は華やかで魅力的です。観賞用の梅の約1/3がこの豊後系の品種で、90種類ほどが知られています。ほかの梅に比べ枝が太く、若枝は冬に紅褐色に変わります。樹勢が強く、大きく育つので、日当たりが良く、広がりのある空間に植えて育てたい樹です。
■3月16日 ウチワノキ(団扇の木)
色は異なりますが、レンギョウとよく似た花を同じ春に咲かせます。花は純白で、芳香があります。実は軍配団扇のような形をしており、名前の由来になっています。前年枝に花芽をつけるので、夏以降の強い剪定は、花芽を切り落としてしまうので注意が必要です。
■3月17日 レンギョウ(連翹)
鮮やかな黄色が目に入りやすく、強い印象を残します。一番多く利用されるのがシナレンギョウです。改良され、背丈の高くならないものや、斑入り品種、黄金葉タイプのものなどもあります。樹勢は強く生命力を感じさせてくれます。剪定は5〜6月までに行いましょう。
■3月18日 ヒュウガミズキ(日向水木)
自生地は近畿、北陸地方の産地で、痩せ地にも生育します。花は葉に先立って咲きます。小形で清楚な花は穂状になり、2〜3個を下向きにつけます。膜質の葉の淡い色がこの花の気品を高め、昔から好んで庭に植えられてきました。
■3月19日 コブシ(拳)
冬枯れの雑木林に、白く浮き上がるようなコブシの花が咲き、春の訪れを告げます。古くから農作業の開始や豊凶の目安とされてきました。白色の花は枝先につき、葉より先立って開花します。花柄に1枚の葉をつける特徴があり、よく似たタムシバと見分けるポイントになります。東北北部および北海道には、花や葉の大きなキタコブシが分布しています。
■3月20日 ヒガンザクラ(彼岸桜)
寒さの終わる春の彼岸のころに咲くのがヒガンザクラです。花は淡桃色が多く、葉が開くのに先立って、1芽から2〜3花を咲かせます。樹高は4〜6mで、枝は細く斜上します。ヒガンザクラはあまり大きくならないので個人の庭にもピッタリです。
■3月21日 アンズ(杏)
甘酸っぱいことで有名な果実は手で半分に割れるくらいに熟れたころが食べごろです。耐寒性に優れ、長野県や東北地方でもよく目にします。花も美しく、白〜淡紅色をしていて葉の展開前に咲くためによく目立ちます。まさに故郷の花であり、果実となってくれる樹です。
■3月22日 トサミズキ(土佐水木)
早春に黄色のものが多く、白花、赤花と続き、5〜6月には紫色の花が多く見られます。自生地は土佐国(高知県)の蛇紋岩地帯で、江戸時代から庭木として植えられてきました。生け花の枝物として利用され、盆栽としても人気です。樹高は4mくらいになりますが、剪定により自由に目的の高さにすることもできます。
■3月23日 シデコブシ(四手拳)
小形でも花つきがよく、華やかな春の彩りを演出する庭木として、古くから人気があります。12〜18枚の細い花弁を垂れ気味につけた姿を、玉串やしめ縄につける四手(しで)にたとえ、姿がコブシに似ることからシデコブシの名がつきました。花色は白から紅色まで変化があります。
■3月24日 オオシマザクラ(大島桜)
桜餅の香りのよい葉は、このオオシマザクラの葉です。若葉のときに摘み取ったものを、塩漬けにしておいて使います。桜には多くの品種がありますが、それらの品種の、特に八重桜品種の親にもっとも多くなっているのがオオシマザクラです。
■3月25日 ハクモクレン(白木蓮)
中国原産で、蕾を薬用にしたり、花弁を食用にしたりします。種子から油をしぼるといった利用もありました。萌芽力があり、強剪定に耐えるので、個人の庭に限られた空間でも楽しめます。病害虫は目立ちませんが、移植は好みません。
■3月26日 ミツマタ(三又)
原産地は中国南部からヒマラヤ地方で、ヒマラヤでは3mを越すものがあります。日本へは古くに渡来し、現在では紙幣の原料になることでよく知られています。花は前年枝に頭状花序につけ、蕾は柄は短く下垂し、先端に30〜40個つけます。花が開くと多くの人に好まれる芳香を放ちます。
■3月27日 タムシバ
コブシと非常によく似ていて、遠目での区別は困難です。花柄に葉がない点や、葉が細く裏面が白っぽい点などで区別します。コブシに比べ樹形は小形で、コブシが平野や丘陵に多いのと異なり、山地に多く分布します。
■3月28日 ハナノキ(花の木)
春、葉の出る前に、美しい花を咲かせます。特に雄花は集まって咲くのでよく目立ちます。実もほかのカエデが秋に熟すのに対し、5月には成熟します。自生地での個体数はあまり多くありませんが、春の開花時には、遠いところからでも樹冠いっぱいに花をつけた姿が目につきます。
■3月29日 オガタマノキ(招霊の木)
古来より神木とされる常緑樹で、神社の境内に植えられる樹木としてはサカキとオガタマノキが双璧をなします。花は目立つほど大きくはありませんが、品のよい香りを周囲に漂わせて存在感を示します。日陰でもよく育ち、大きく生長した姿には品格があります。
■3月30日 キクモモ(菊桃)
モモは中国北部原産で、日本には古くに渡来し、江戸時代には20を越える品種が作られました。モモには魔よけの力があるとされ、緑起木として庭に植えられました。中国、日本ともモモに関する話は多く、桃源郷は夢の理想郷を意味します。
■3月31日 ミツバツツジ(三葉躑躅)
葉に先立って紅紫色の花を枝先いっぱいにつけ、春の雑木林を彩る代表的な花木です。枝先に葉が三枚つくことが名前の由来です。山地の林内に多く生え、雄しべが5本と少ない点も、ほかのツツジと見分けるためのポイントです。
■4月1日 ソメイヨシノ(染井吉野)
ソメイヨシノは、日本を代表する春の花木です。江戸時代に、現在の東京の巣鴨周辺にあたる、染井と呼ばれる土地で作出されたといわれます。接木で簡単に増殖でき、生育が早く、大きくなり、花つきもよく、美しい花を咲かせる花木です。
■4月2日 オウゴンガシワ(黄金柏)
鮮やかな黄金色の葉と、同色の花穂が顔を覗かせます。春の先導役を果たした葉は、一ヶ月ほど目を楽しませてくれたあと、緑色に変わります。秋になると、春の鮮やかさとは趣の違う、赤みを帯びた落ち着きのある黄金色に変わり、今度は寒さで落葉するまで長く楽しませてくれます。
■4月3日 オトメツバキ(乙女椿)
樹形は比較的こぢんまりとしていて、照葉の常緑葉を持ちます。上部で、冬の庭木としても楽しめます。一般にツバキの品種の多くはヤブツバキ系ですが、ユキツバキ系にもこのオニツバキをはじめ、斑入りや淡紅色の花が美しい品種があります。
■4月4日 カロライナジャスミン
花は12月ごろから一部が咲き、2月の厳寒のときには堪え忍ぶように過ごし、3月後半から4月には満開となります。関東南部以南では、花のあとに実をつけます。葉は年間を通して光沢のある淡緑色で、周辺を明るくしてくれます。フェンスやポール仕立てにしたり、アーチとして楽しめます。
■4月5日 オオバベニガシワ(大葉紅柏)
直立した褐色の幹に、鮮紅色の新葉が群がりついてよく目立ち、満開の花のようになります。近づいてみると、枝の先のほうに赤い雌しべをつけた雌花と、その下の方に黄色い花粉をつけた雄花が控えめに咲いています。
■4月6日 シダレザクラ(枝垂桜)
樹勢は強く、巨木になり、長い樹齢を誇ります。平安時代から寺院や庭園に植えられ、天然記念物に指定されているものが各地に多くあります。京都祇園(円山公園)のシダレザクラが特に有名で、お花見に多く人が訪れます。
■4月7日 チャンチン(香椿)
生長が早く、幹は10m以上に、まっすぐ伸び、横に伸びる枝はあまり広がりません。中国の北・中部の原産で、材を各種の器具や船材にします。チャンチンの名前は、漢名「香椿」の現地読みです。食用に、材として、観賞用にと、広い用途が人気です。
■4月8日 アマチャ(甘茶)
甘茶はお釈迦様の誕生を祝う行事で使われることで有名ですが、その甘茶の原料は葉です。砂糖の代わりの甘味料や、漬物など甘味づけなどに用いられる成分を含んでおり、植物学的にはヤマアジサイの変種で、見た目ではほとんど変わりません。多くが栽培され、長野県信濃町が有名です。
■4月9日 ヤマブキ(山吹)
山地の山あいに自生し、鮮やかな黄金色の花を枝一面に咲かせます。花は5弁の一重咲きで、色は山吹色の小判にたとえられます。八重咲き種や菊咲き種などは、古来から庭木として愛されてきましたが、今では八重と一重のみで区別されます。
■4月10日 タラノキ
タラノキの新芽が展開する直前のものはタラノメと呼ばれ、春の山菜の王様です。タラノキは舌で味わうだけでなく、目で見て楽しめる樹です。アメリカやヨーロッパでは、庭に植えられているのをよく目にします。葉に白斑や黄斑の入ったものもあり、美しい姿を見せてくれます。
■4月11日 ヤマザクラ(山桜)
ヤマザクラには個体差があり、葉色は赤・茶・緑色系、花色も白から濃い赤色まで、さまざまなグラデーションが楽しめます。樹勢が強く、樹齢も長いことから、各地に巨木や名木があります。ヤマザクラは観賞用のほかに材質も優れ、家具・箱・版木などにも利用されます。
■4月12日 モクレン(木蓮)
モクレンは花色が紫色で、白花のモクレンに対しシモクレン(紫木蓮)とも呼ばれます。原産地の中国からは仏教伝来とともに渡ってきたとされています。花粉分析によると、一億年以上も前から今の姿で存在していたという、地球最古の花木だといわれています。
■4月13日 ハナズオウ(花蘇芳)
中国北中部原産で、日本には江戸時代に渡来。樹高は3〜6mで、放任状態にすると根元から次々と幹が出て、株立状になります。中国では根と樹皮を利尿・解毒の薬用にします。また、花は古来より貴重な赤色染料として用いられてきました。
■4月14日 ハナカイドウ(花海棠)
中国では花木の中でもっとも美しい花とされ、美人をたとえるのに使います。美人の誉れ高い楊貴妃が美酒に酔った姿を、玄宗皇帝がたとえて「海棠の睡りいまだ醒めず」と言ったとされる。花は半八重咲きで、蕾は濃紅紫色で、開くとともに変化し、淡紅色になります。
■4月15日 ザイフリボク(采振木)
東北地方の限られた地域と、中国地方、四国地方、九州地方に分布しています。自生の個体数が少なくなってきているので、大事にしたい樹です。日本では一属一種の珍しい樹木で、庭園や玄関前などによく植えられます。極端な乾燥は好みませんが、過湿地では生育不良になりやすいので注意が必要。
■4月16日 オオヤマザクラ(大山桜)
オオヤマザクラは東北、北海道の山野に多く、エゾヤマザクラの名でも知られます。花は美しい淡紅色で、花が満開をすぎた頃に出てくる赤味の濃い葉と、暗紫褐色の光沢のある幹の美しさも別格です。茶筒や茶器に用いられる桜細工でも知られます。
■4月17日 コデマリ(小手毬)
各枝がいっぱいに花を咲かせ、枝先が弓状に垂れ下がった姿は見事です。くわしい歴史は定かではありませんが、中国からの渡来植物です。今では自生植物のように全国でも見られ、身近な花木の代表とも言えます。伸びすぎた場合には、花後の早い時期に刈り込み や切り戻しをします。
■4月18日 マメザクラ(豆桜)
たくさんのサクラの種類の中でも、樹高があまり高くならないのが特徴。盆栽にも仕立てられ、鉢植えにしても花つきのよさが楽しめます。切り枝としても使われます。うつむきかげんに咲く淡桃色の姿には風情があり、昭和天皇が好まれたサクラともいいます。樹勢は中くらいで、軽い剪定には耐えられます。
■4月19日 キリシマツツジ(霧島躑躅)
鹿児島県の霧島の山中にあったものの中から、多くの品種が作り出され、庶民から大名、そして将軍吉宗までもが大いに関心を持ったといわれます。ツツジの仲間は弱酸性(ph4〜4.5)の地質を好み、根が細く、あまり深くまで伸びないのが特徴です。日本の中心である江戸で人気になり、そこから全国へ広まりました。
■4月20日 サクラ‘アマノガワ’(天の川)
サクラの中でも一際目を引くのがアマノガワです。オオシマザクラ系のサトザクラで、花は4月中旬から下旬に、枝と同じように上向きに咲きます。外国でもこの独特の樹形は好まれ、よく知られています。
■4月21日 ノムラモミジ(野村紅葉)
江戸時代から庭園樹としてよく利用され、古くから紅紫色の葉は詩歌の題材になっています。葉は7裂し、イロハモミジより大形の葉を持つオオモミジの一変種とされ、江戸時代より珍重されてきました。緑濃い夏の庭や公園で、一風変わった葉色を持つノムラモミジは、景色を彩るワンポイントとしてよく植えられます。
■4月22日 リキュウバイ(利休梅)
かぎりなく純白の花と、鮮やかな緑の葉は、鑑賞する人を爽やかな気分にしてくれます。明治時代の末期に中国から導入されました。幹は若木のうちから風格があり、庭木として好まれ、名前のせいか、茶庭には多く植えられています。
■4月23日 エニシダ(金雀児)
一つ一つの花は蝶形です。日本への渡来は300年ほど前の延宝年間といわれ、エニシダの名は古学名genista(ゲニスタ)が変化したものといわれます。ヨーロッパではほうきの材料として知られ、魔女のまたがるほうきもエニシダの枝を束ねたものといわれます。
■4月24日 サトザクラ(里桜)
サクラは平安時代から数多くの園芸品種が育成されてきました。交配や実生の選抜育種などにより、300〜400品種以上が作り出されたといわれています。これらの中の八重咲きのものが、サトザクラと呼ばれます。サトザクラの品種の大部分は、野生のオオシマザクラを母種としています。
■4月25日 ヒラドツツジ(平戸躑躅)
大形ツツジの代表で、品種も多く、花色も豊富にあり、純白、絞り、ピンク系、紫系などが楽しめます。ヒラドツツジは、江戸の園芸文化がもっとも栄えたころ、長崎県平戸で自然交配と実生によって作り出された品種群です。
■4月26日 サラサドウダン(更紗燈台)
白く小さな壺形の花をたくさん吊り下げるドウダンツツジと同じ仲間で、名前の通り花冠に更紗模様のある魅力的な花をつけます。すっかり展開した葉の間から花序を伸ばし、10個ほどの鐘形の花を吊り下げます。更紗模様は淡紅色から暗紅色まで色の変化があり、樹姿も野性味豊かで個性的です。
■4月27日 ボタン(牡丹)
中国北西部の原産で、はじめは薬用に栽培されていましいた。日本には8世紀ころに渡来したといわれます。花は赤、紫、黄、白、ピンクと多様で重厚。花の王者としての気品も高く、美の代名詞ともなっています。日照り、通風、水はけに気を付け、良好な腐葉土に植えてください。
■4月28日 モウソウチク(孟宗竹)
春の筍は旬の味として賞味され、筍は生長が早く、一日に1m以上も伸び、多くの植物の中でも特筆される生長力です。モウソウチクの竹林の美しさは格別で、竹林に差し込む朝日や夕日、降り注ぐ雨など、いずれとも美しく調和し、絵画の題材にもふさわしい景色です。
■4月29日 タチバナ(橘)
日本に自生しているミカン属2種のうちの一つです。家紋などの図案や、文化勲章にかたどられていることでも知られ、古くから愛されてきた樹木です。京都御所の右近のタチバナが有名です。
■4月30日 ハナミズキ(花水木)
ピンク花や斑入り葉の品種など、いろいろな園芸品種が作られ、公園や街路樹だけでなく、庭園やガーデニングでも人気です。5月ごろ開花し、花弁状の美しい4枚の片が目立ちます。実は核果で、1cmほどで枝先に数個集まってつき、秋には紅色に熟し、紅葉とともに楽しめます。